第4回船橋市・ヘイワード市 姉妹都市オンライン交流
実施日 | 2021年07月10日 |
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ゲスト | ザック・エバティさん |
役職 | ヘイワード市職員 |
基調講演テーマ | COVID-19の蔓延対応とヘイワード市の取り組み |
7月10日午前(日本時間)に姉妹都市である船橋市と米国ヘイワード市の交流会をZOOMによるオンラインで実施しました。
参加は事前登録した40名ほど。
アンソニー・ローさんの軽妙な司会進行と、ミキ・ハラタニさんの通訳で会はやさしく スムースに進行しました。
今回はヘイワード市役所職員のザック・エバディさんの基調講演「ヘイワード市におけるコロナ対策と経済対策」 がメーンテーマでした。
コロナ対策に苦労されたヘイワード市の活動が紹介され、感動をしながらも日本でも参考になる点を多く見つけました。
コロナ禍中の2020年3月11日、ヘイワード市 COVID-19ホットラインセンターはヘイワード市の住民や全米からの電話の問い合わせが相次ぎ、対応を始めました。
市の主導で無料の検査が、3月から始まりました。センターの敷地内にテントを張って、検査の場所も増やしました。
又、4月にはパンデミックのために生活が困窮している世帯を支援するために、缶詰など非接触での食品配給を開始しました。
近隣の会社や団体、個人が協力して集まった 1.7億ポンド、850Tの食品を4,600世帯の人たちに配布しました。
市内76の地元中小企業には、経済回復のための助成金を 5,000ドルずつ付与しました。
コロナの影響による支払いなどの一定期間猶予を与えて、地元企業を立ち退きから保護することも出来た。
賃貸住宅の家賃が払えずに、滞納している人や 賃貸家賃が受け取れない家主への収入助成するプログラムも大切な仕事となりました。
食品配布などのために、道路閉鎖を毎週土曜日午後2時から10時まで、2020年7月から8月まで実施しました。
ゴルフコースでもドライブスルー方式で食品配布をしました。
毎週木曜日には、COVID-19のシェルターが立ち上げられて、活動しています。
悪条件の中で、工夫も必要でした。(日本でいう歩行者天国のよう)普段は普通に往来する道路の一部を封鎖してアウトドア ダイニングも実施しました。
ヘイワード市のバーバラ市長も陣頭に立ち支援活動をしました。
マスクの入手が困難になった4月にはマスクの配給プログラムも始まりました。
2021年1月21日、ヘイワード市は消防署の敷地内にある消防署内クリニックにコロナワクチン接種サイトを開設してワクチン接種を促進しました。
白人以外の人たちへのワクチン接種の機会が少なくて、心配していたがこのプログラムによって、かなり改善されたとのこと。
ザックさんも、バーバラ市長も、この困難の中で、市のみんなが真摯に対応し、助け合って困難を乗り切りつつあることを誇りに思うと力強く話してくれました。
ヘイワード市商工会議所の会長キム・ハゲットさんは ヘイワード市商工会議所メンバーの経済活動についての話もしてくれました。
2020年は厳しい年になった。コロナで経済も大きな打撃を受けた。
6.000人の解雇もあった。
ビジネスを失った企業が廃業したり、ローン貸付残高が増えた企業はビジネスを回すのに大変な努力が必要だった。
6月15日現在、カリフォルニア州では、ビジネス環境が少しずつ回復しておりヘイワード市では、食品メーカー100社、、バイオ関係企業200社がビジネスを盛り返している。
楽観的になり過ぎないように注意しながらも、前を向いてがんばっているところです。マスク着用も大切です。
ソーシャルディスタンス 6ft (=1.8m)を守ってがんばりましょう。
ヘイワード市の商工会議所のエリアにはおいしい食事処もたくさんあるのでぜひ立ち寄って下さいとのこと。
船橋市もコロナ禍の中で大変な努力をしていると思いますが、がんばって下さい。長年の友人と再会し、喜べる日を待っています。
船橋市の松戸徹市長も、船橋市もがんばっている。ヘイワード市の頑張りも聞いて、ともにがんばりましょうとエールを送りました。