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  国際理解セミナー ”ブルガリア共和国”を開催しました。
 
 
船橋市国際交流協会(FIRA)主催の、国際理解セミナー“ブルガリア共和国”を
1126日(火)駐日 ブルガリア共和国 特命全権大使 ボリスラフ・コストフ様を迎えて
きららホールで開催しました。

大使によるブルガリア共和国(以下通称のブルガリア)の紹介では、ブルガリアについて
知っていることへの問いかけに始まりました。ヨーグルトだけではないとの話で少し和みました。

 

1.国土と気候

ブルガリア共和国はヨーロッパの南東部、地中海と黒海の間に突き出たバルカン半島の
東部に位置し、北にルーマニア、西にセルビア、マケドニア共和国、南にギリシャ、トルコと
隣接しています。首都のソフィアは、地中海気候の影響を受けて温暖な気候です。

国土はおよそ111千平方km。日本のおよそ3分の1にあたります。人口は約700万人です。

地形は平原、丘陵、山脈と変化に富んでいます。国の中央部には東西を横断するように
バルカン山脈が連なり、国土は丘陵地帯・山地が約70%、200m以下の低地は
30%しかありません。

2.バラとワイン

バルカン山脈のふもとに伸びる「バラの谷」はバラやワインの産地としても有名です。

ここで作られるバラ油は、フランスをはじめとする世界各国に香水の原料として
輸出されます。16世紀から育てられているバラは56月のシーズンには、
バラの谷一帯に赤やピンクのバラの花が咲き乱れ、美しい民族衣装を身につけた
バラ摘みの女性達が華やいだ雰囲気を演出します。

4000年以上昔の古代トラキア人の時代から作られているブルガリアワインも有名です。

3.ヨーグルト

よく知られている「ブルガリアヨーグルト」は、1970年に開催された大阪万博の
「ブルガリア館」で本場のプレーンヨーグルトを試食したことがきっかけとなりました。

「本場の味」はかなり酸っぱい味で賛否ある中、試作を重ねながら健康ブームにも
後押されて、ブルガリア国と日本の企業の努力で「明治プレーンヨーグルト」が
完成しました。その後「明治ブルガリアヨーグルト」に名称変更しました。

ブルガリアの食卓にはヨーグルトが欠かせないものとなっていますが、特に山岳地方では
今でも自家製のヨーグルトが作られており、そのおいしさと長寿の話は有名です。

一緒に食されるのは ケバプチェ、キュフテ(肉団子)といった肉料理や、ブルガリア風の
シチューであるカワルマー、ケパブなど海外でも評判のブルガリア料理です。
その隠し味としてもヨーグルトがふんだんに使われています。

また野菜を多く取るのもブルガリアの食生活の特徴で、トマト、キュウリ、ピーマン、
玉ねぎにおろしたチーズをかけたショプスカ・サラダなどが代表的な料理です。

4.歴史と観光・世界遺産

ブルガリアは困難で複雑な歴史を経てきました。古くは古代ギリシャ、ローマ帝国、
ビザンティン帝国等から侵略を受け、14世紀後半からは500年もの間、トルコに支配
されたが 独立心を捨てず、独自の文化を守りつづけてきた歴史ある国なのです。

黒海に浮かび、ローマ帝国時代の遺跡や5~17世紀の教会を保存している「古代都市
ネセバル」や、「カザンラックの墳墓」「スヴェシュタリの墳墓」は紀元前4世紀頃からの
歴史があります。

トラキアはギリシャ神話聖域の一つで、貴重な文化の伝承地となっていて、古代トラキア人の
黄金財宝も残っており 6.5kgの純金の飾りも残っているとのこと。

首都ソフィアはヨーロッパでも最古の都市のひとつに数えられています。豊かな自然と
長い歴史を守り続けて、山には美しい滝や温泉、歴史も自然もあって多くの観光客を
受け入れています。

5.産業

主な産業は農業と工業それと観光。国土の約3分の1は農業に使用され、小麦、トウモロコシを
中心とした混合農業や酪農が盛んです。タバコ、バター、ブドウ、バラなど多くの農産物が
輸出されている。また、工業においては化学・石油化学が中心であったが、最近では自動車
センターが出来て、欧州を走る80%以上の自動車がブルガリアの部品を載せて走っています。

又工業分野やソフトウェア分野で日本からの進出も増えており、矢崎総業の部品工場や、
全農フーズとの合弁会社、寿司の冷凍食品もあり、セガゲームズのソフィアの工場など
地元との協力で新たな発展が始まっています。

 大使の講演の後、ブルガリア人留学生によるショートスピーチがありました。
上智大学大学院に留学中のポリーナ・アラヴァジエヴァ様、
一橋大学大学院に留学中のヴィオレタ・ゲオルギエヴァ様
がブルガリアの食や祭り等、故郷を思い出しながら、きれいな日本語で紹介してくれました。

最後は、グループKOGAの皆様がブルガリア民族舞踊を華やかに楽しく踊ってくれました。
本場の舞踊団を回って勉強を重ねて、今ではブルガリア国に行っても完全にブルガリアの
伝統舞踊を伝承してくれていると認定されているとのことです。


               (完)

 

 説明する大使  
 留学生の日本語でのショートスピーチ   留学生の日本語でのショートスピーチ
 船橋市国際交流協会   船橋市湊町2丁目10番25号  TEL:047-436-2083  FAX:047-436-2089